2008年もいよいよ押し詰まってきました。 そして、今日はクリスマス・イヴ、皆様どんな夜をお過ごしですか?
おせんべい屋の年末は、お歳暮の需要と、お正月お年賀の準備に追われ、ずっと忙しく過ごしますので、クリスマスの雰囲気を味わう機会は、残念ながらほとんどありません。 サンタクロースも我が家は素通りというところでしょうか(笑)
そんなあわただしい年の瀬、10日ほど前の日曜日に今年もベートーヴェンの「第九」を聴きに行きました。 一番よく出向く、グリーンホール相模大野で、市内のアマチュアオーケストラ、相模原市民交響楽団と、この日のために準備された同じくアマチュア合唱団の合同演奏会という趣向の催しでした。
実は、今年の「第九」は、知人のつてで、横浜の大きなホールで開かれた読売交響楽団の演奏会に招待していただく予定でいたのですが、開演日が22日と遅く、仕事の段取りでどうしても調整がつかず、涙を飲んでいたところでした。 そちらには、旧い友人にも声をかけ、是非一緒に・・と考えていましたので、尚更なのですが、いたしかたありません。 更に心残りなのは、テノールは有名な「違いの分る男」錦織建氏でしたから・・。
そのかわり、というわけではありませんが、日程的に許されたアマチュアオーケストラの演奏会に変更と相成ったわけです。 全席自由の2000円ポッキリというリーズナブルさは、アマチュアならではというところでしょうが、演奏の質については今回は触れずにおきたいと思います。 ちなみに、席は超満員でした。 グリーンホール相模大野は、音の残響が非常に短く、余韻が淡泊な印象のホールですので、第九を演奏するには、本来よりやや小編成のオケで、普通より多い人数の合唱団を前に演奏するのは難しそうには思えました。
「第九」が年末に演奏されることが多いのは、日本だけだそうですが、もともとクラシックの演奏会は、自分の好みの演目を、好きな演奏者で聴くというのが非常に難しいジャンルの音楽なわけです。そののなかで、ベートーヴェンのシンフォニー#9だけは特別で、毎年末になると色々なオーケストラが連日演奏会を開きますから、時間と資金に余裕のある方にはよりどりみどりということになります。
願わくば、もう少し心と体に余裕のある時期に、この人類最高の芸術に心から浸れたら、感動も今よりずっと大きいかもしれません。 ・・が、それはもしかしたら、私が仕事をリタイアした後になってしまうのかなぁ?
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