おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。
晴天続きの相模原ですが、昨日までとはやや様子が変り、湿気っぽい空気の朝です。それでも、青空は気持ちがいいので、気分も晴れてきますね。
さて、おせんべい屋の仕事に使う澱粉、主に醤油タレの粘りけを出すのに使うのですが、これが少し前から品薄になってきています。
一般的には「片栗粉」と呼ばれて流通していますので、ご家庭でのお料理にも使われることが多いでしょう。
風林堂で取引きしている原材料業者では、今年の春先から25kg入りのものは入荷しなくなり、現在発注しても同じ状況です。 主原料ではありませんから大量に使うわけではなく、小売りのものを少しずつ求めていましたが、割高なのと頻繁に買わねばならないのが面倒なので、オンライン販売を検索したところ、北海道の業者さんが見つかったので取り寄せました。一安心です。
北海道産のジャガイモを原料にした澱粉ですが、不足に至った背景は以下のようです。
『馬鈴薯澱粉は北海道で産する馬鈴薯から近年23~24万t生産されていたが、昨年の天候不順で大幅にイモの収穫が減少。澱粉向けのイモが生食やチップスな ど加工用にも回され、澱粉生産量も16万tまで3割も落ち込んだ。ヨーロッパの馬澱も不作で高騰し輸入が減少、国内市場は一挙にタイトになった。』食品化学新聞11年5月5日号より 抜粋
今年は東日本大震災の影響で、農産物の一大産地東北が甚大な被害を受けていますので、これから様々な農産物の収穫期を迎えますから、影響が懸念されます。 みんなが取り合いを始めると、震災直後のガソリンや米、トイペの一時的な不足に見られたようなヒステリックな現象も起きがちですが、過去の教訓を生かしたいところですね。
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