おはようございます。手焼きせんべい風林堂 酒井浩です。
九月も半ばに近づこうというのに、相変わらずの暑さですね。異常気象という言葉はあまり好きではないので使いたくないのですが、こういつまでも30℃越えが続くと、いささか愚痴も出て来そうです。
夏休みを過ごした福島会津の旅写真、今日が最終回です。宿場から蔵の街喜多方へ向かいました。
【秋の使者】
一日目に泊まった民宿の女将さんに教えてもらって立ち寄った自然公園、
標高千メートルの高地には、もう赤とんぼが群れなしていました。
【旧家のたたずまい】
蔵の街の名に恥じない、旧くて立派な建物が沢山ありました。
これは、醤油蔵の家屋。重厚そのものです。
【酒蔵の印象】
米処会津には、造り酒屋もたくさんありました。
観光資源として中を公開している蔵の中は、外より少しひんやりして
懐かしい気持ちになる演出がされていました。
【陶器】
焼き物の窯もあちこちにあります。
装飾がされる前、土のままの器にはシンプルな機能美が感じられます。
福島県内陸の大きな街、会津若松よりすこし離れ小さくて静かな街を尋ねた旅、旅館の主、地元商店の方、野菜の直売をされている農家の方など沢山の人とお話をしましたが、口を揃えておっしゃるのは「まだ、震災前には戻っていない」という言葉です。原発事故の風評被害で農産物は敬遠されがち、観光客もまだ50~60%くらいしか戻っていないなどの切実な思いを聞くと、胸が痛みました。今年はどうしても東北を旅したいと思っていたので、その願いは叶いました。短い休みなので、これ以上の遠くに行くのは難しいですが、次の機会にも是非という思いが一層強くなった旅でもあります。
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