今日、近くのコンサートホール「グリーンホール相模大野」にて、神奈川フィルの『第九』を聴いてまいりました。 年末になると頻繁に取り上げられる演目ですが、師走というと仕事柄とても忙しいことが多く、会場まで足を運ぶことがなかなか出来ません。今回は絶好のチャンスでした。
大編成のオーケストラのコンサート自体も久方ぶりでしたので、とても堪能してまいりました。 あまりにも有名なこのシンフォニーは、荘厳で変化に富み、軽快且つ繊細、洗練と気高さを持ち、そして美と感動、あらゆるな要素を内包する至高の芸術でした。 音楽芸術をそんなに深く理解している訳ではありませんが、『第九』の第一第二楽章の短調の旋律がスキで、特に第二楽章の冒頭は、ズンと胸に堪えます。 勿論、100名超の混声合唱と、ソリストの歌も当然圧倒的にすごいのですけれども・・。
それにしても、たまに出かけるコンサートホールで思い知らされるのは、普段CD等で聴いている音が、いかに陳腐かということです。 それなりの音が出るオーディオとリスニングルームなどをお持ちの方々には、そんなことはないのかも知れませんが、我が家の数万円のシスコンで聴いているベートーヴェンは、全くベツモノでした(汗)
やはり、時々は生の演奏を聴かないと、本物の音は聞こえないと言うことですね。 そして、日々の仕事や雑事に追われ、余裕がなくなってくると、次第に心がよどんでくるので、そうなった心を磨き直すためにも、時々は芸術に触れてみる必要があるのかも知れません。
←ホールのエントランスにはこんな素敵なツリーも
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