7月16日のエントリーに書きましたが、去る7月18日、相模原商工会議所主催のセミナーに参加して参りました。講師は、中小企業診断士で経営コンサルタント竹内幸次氏です。今回のテーマは「デザインが会社を伸ばす!~ブランド・CI・WEBのデザイン活用術~」
注目の講演内容はというと、前半は、広義の「デザイン」を主眼においた内容で 企業経営と「デザイン」の関係として、企業経営に占める、「デザイン」の守備範囲の考え方や、経営資源としての位置づけ、顧客との関係などを論理的に解説いただきました。続いて「デザイン」に対する費用の考え方と、対投資効果の測定。 最後にブランド・CI等の概念のとらえ方と顧客との関連、企業活動への反映。 ここまでで前半が終了。
竹内氏の講演は、具体例を揚げながら、わかりやすく、聴講者をぐいぐい引きつける語り口であっという間に、2時間経過。
後半は、全段の内容を踏まえた、Webショップ運営における、視覚的デザインを中心とした具体的な内容で、多分、私を含め今回の参加者は、後段の内容の方が身近なテーマとして興味を引かれたのではないかなという印象でした。 こちらも、白熱(?)したまま、約30分の時間オーバーで終了。 質疑応答を最後に、今日を締めくくりました。
風林堂のように、製造販売を一貫して行う専門店の場合、今回のテーマ、グランドデザイン的な概念に根ざした、店のイメージアップが、成長に不可欠になることはそれなりにわかってはいたつもりでしたが、高所からの戦略や具体的な取り組み、効果判断の基準などについての考え方を、根本的な視点から考え直すきっかけになりました。
会議所からの案内は、「IT講習会」と銘打ってのものでしたが、今回のテーマは、どちらかというと、経営のポリシーに注目する内容だったように思います。 Webショップを運営していると、とかくテクニカルなテーマに関心が行きがちですので、足下を見直すよい機会になったなと振り返っています。
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