B級ホラーのエッセンスを思いっきり詰め込み!驚愕?展開のスプラッター。
劇場ではあまり観ないB級ホラーを鑑賞してきました。かのマット・デイモンとベン・アフレックコンビ主催の新人発掘脚本コンテスト「プロジェクト・グリーンライト」から誕生した作品だそうです。
90分に満たない短い作品でしたが、かなり楽しめました。当然グロあり、お色気あり、おバカネタありのこれぞB級というお手本のような出来だというのが総括(笑)です。 少し前に上映された、タランティーノとロドリゲスの企画モノ「プラネット・テラー」「デス・プルーフ」に勝るとも劣らないバカバカしさでお腹いっぱいになります。米国の"グラインドハウス"で観たら、大爆笑と指笛ヒューヒューの渦に巻き込まれるのではないかと想像してしまいました。
←オソロシげな姿が描かれたチラシ。果たして・・?
冒頭、登場人物のキャラをシリアスなストップモーションで順に紹介していくのですが、その説明テロップにそいつらの寿命が書かれているのにいきなり笑わされます。英語力に乏しいので、字幕の説明を読むのですが、原文を理解できたらもっと笑えたかもしれません。 しかし十数人の登場人物のキャラとポジションを覚えるのは辛いな~と思っていると、いきなり数人がモンスターに食われてしまうので、全く心配無用でした。やられた(笑)
普通のホラーでは餌食にならないとされているキャラクターが次々やられたり、次はこいつが死にそうだという所謂フラグの立ったやつが以外とがんばったりと、定説を覆す展開は痛快です。 一番可笑しいのが、でかくてヌメヌメでグロ、凶暴モンスターが、殺された我が子の代りを生み出すために"繁殖のための愛の行為"をしてしまうシーンです。(どひゃ~!!)
他にも、今流行り言葉でいうところの「ありえない!」展開の連続で、「既存のホラー映画に似てないものを作った」というふれ込みも、まんざら大袈裟でないかなと思います。
当然、大多数のみなさんに受けるタイプの作品ではないのですが、映画のひとつの醍醐味を味あわせてくれますから、洒落のわかる方よろしければ・・というところですね。
念のため申し添えておきますが、ホラー映画なので、それなりに怖く、ドキドキします。コメディの笑いではありませんからお間違いなく。
FEASTの意味を知らなくて後から調べたのですが、祝宴、 ごちそう、 楽しみという意味らしいです。なるほど・・!
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