風林堂の商品で、常に高い人気を博しているのが、おしょうゆせんべいにザラメ糖をたっぷり付けた甘辛おせんべいです。 基本的にみなさん、ちょっとくどい系の甘辛の味付けがお好きなのでしょうね。
作り方は意外と簡単で、普通より少し濃いめに味付けしたおしょうゆ味せんべいにザラメをくっつけるだけなのですが、乾かした後、ザラメが剥がれて落ちないようにちょっとした工夫も加えてあります。
風林堂の煎餅の味付けは、写真のような金網のかごに入れ、しょうゆタレのたっぷり入った樽に漬けるところから始まります。焼けたおせんべいをある程度まで冷ましてから漬けますが、これはタレとおせんべいの温度差が大きいと、おせんべいの中までタレが深くしみこんでしまい、しんなりしたぬれせん状態になってしまうからです。つまり、逆に考えると、近年人気が高まっているしっとりした半生ぬれせんは、水分の多めのタレに高温のままのおせんべいを漬け、タレを中まで染みこませててやるとできるわけです。
タレにどっぷりと漬けたおせんべいは、そのままではしょっぱすぎるので、すこし余分なお醤油を落としてやる必要があります。 仕組みは電気洗濯機の脱水と同じで、おせんべいの入ったかごを回転させ、その遠心力で余分なタレを振り落します。
ここで乾燥させてやると、普通のお醤油おせんべいになりますが、砂糖をくっつけるため前述のように一手間加えてやります。
醤油ダレが乾かないうちに、粘着力の高い特殊なでんぷんを振りかけると、もともととろりとしていたタレが更に粘ってきて、さらさらのザラメ糖がおせんべいの表面にべたっと付くようになります。 裏表均等に付けていきますが、作業をする従業員の皆さんも、甘辛ズキの方が多いので、みんなたっぷり付けてくれます。 この後、せっかく付けた砂糖を落とさぬよう、そっと扱いながら乾燥させます。
←こうして1枚ずつ丁寧に付け並べていきます
ゆっくり乾かした後、出来上がり~。
風林堂のザラメせんべいは、おせんべい自体を割とさっくり焼き上げていますので、独特の食感も人気となっているようです。 なんだか食べたくなってきませんか~?
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